▼北朝鮮、核開発一時停止で合意
2012.3.1 00:00 TBS Newsi.
先週、中国の北京で行われた米朝協議で、北朝鮮がウランの濃縮活動や核実験、長距離弾道ミサイル実験の一時停止に同意していたことがわかりました。
アメリカ国務省が日本時間の29日午後11時に発表した声明によりますと、北朝鮮は、先週、北京で2日間にわたって行われた米朝協議の中で、現在ヨンビョンの核施設で行っているウラン濃縮活動のモラトリアム(一時停止)と、それを監視するためのIAEA(国際原子力機関)の監視員の復帰を受け入れたということです。さらに、核実験と長距離弾道ミサイルの発射実験についても一時停止を受け入れたとしています。
その見返りとなる食糧支援については、アメリカ側が去年12月にすでに提案していた24万トンの栄養食の支援にさらに追加することも含め、引き続き米朝で協議を続けるということです。
一方、朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮外務省のスポークスマンも米朝協議に関する同様の声明を発表しました。それによりますと、「我々はアメリカの要請に従って、実のある会談が行われる期間は核実験と長距離ミサイルの発射、ヨンビョンのウラン濃縮活動を中止し、IAEA(国際原子力機関)の監視を容認する」と表明しています。
アメリカ国務省の声明は29日の発表について、「北朝鮮のさまざまな行動に対する懸念が全て解消されたわけではないが、解決に向けて重要な進展だ」と評価しています。
「キム・ジョンウン体制が父親の対米姿勢を維持していることが明らかになったのでは」(静岡県立大学 伊豆見元教授)
▼“丸のみ”で経済再建 北朝鮮、反古の懸念も
2012.3.1 01:17 産経新聞
【ソウル=加藤達也】ウラン濃縮と核実験、長距離弾道ミサイル発射実験のモラトリアム(一時停止)や国際原子力機関(IAEA)査察要員の復帰受け入れなど、北朝鮮の金正(ジョン)恩(ウン)新体制は米側の要求を丸のみしたかに見える決断をした。その背景には、北朝鮮が総力を挙げる4月15日の金日成主席生誕100周年を前に、米国からの食糧支援に一定のめどをつける一方、核問題をめぐる6カ国協議の再開に結びつけ、体制の根幹に関わる経済立て直しへ道筋を付けるという外交戦略があるとみられる。
ただ、北朝鮮が寧辺以外にも秘密の濃縮施設を持っているとの見方は根強く、その場合、寧辺の核施設の停止だけではウラン濃縮型の核開発に歯止めをかけられないことになる。
また、韓国の聯合ニュースは29日、北京での米朝高官協議で、寧辺のウラン濃縮施設について北朝鮮側が「平和目的だと証明されるまで、稼働を一時中断することができる」と表明したと伝えた。報道によると、北朝鮮側は将来、施設を再稼働させる場合、多くの時間とエネルギーが必要になると主張。遠心分離機はウランを入れない状態で回し続ける方法を提示したといい、北朝鮮側が前提条件を提示している可能性はなお残る。
一方、今回の決断によって北朝鮮側が失うものは「ほとんどない」と6カ国協議筋は見ている。日米韓の6カ国協議筋の見方も「モラトリアムはいつでも反故にできる」と厳しい。
韓国は、4月の総選挙と12月の大統領選挙を前に、与野党ともに李明博大統領の対北政策を「失敗」だと決めつけ対北融和の政策にカジを切り始めている。
正恩体制で初の外交的合意となる今回の対米交渉は、新体制も金正日総書記時代と同様、核やミサイルをカードに米国や韓国と渡り合うことを予告してもいる。
▼北朝鮮、ウラン濃縮・核実験・ミサイル発射停止を発表
米と合意、食糧支援へ調整
2012/2/29 23:28 (2012/3/1 2:04更新) 日本経済新聞
【デトロイト=中山真】米国務省は29日、北朝鮮がウラン濃縮活動の停止を含む核関連活動の凍結で合意したと発表した。ウラン濃縮の停止の検証と監視のため国際原子力機関(IAEA)の査察官の復帰も受け入れるとしている。米側は北朝鮮が求めてきた食糧支援の実施に向けた最終調整に入る。北朝鮮側も同様の発表をしたが、細部の解釈や認識には違いもみられる。
北朝鮮のウラン濃縮活動は、核問題を話し合うため日本、韓国、中国、ロシアを合わせた6カ国協議を再開するうえで最大の障害となっていた。今回の発表で関係国の調整が進みそうだ。一方でクリントン米国務長官は「北朝鮮の新指導部の行動で判断したい」と強調。北朝鮮が合意内容を順守するかどうか注視する姿勢を示した。
合意は2月23~24日に北京で開いた米朝高官協議を踏まえた内容。協議には米国のデービース北朝鮮担当特別代表と、北朝鮮の金桂官(キム・ゲグァン)第1外務次官が出席した。
米朝合意の骨子
○ 北朝鮮は長距離弾道ミサイルの発射と核実験を凍結し、寧辺でのウラン濃縮活動を一時停止
○ 北朝鮮はウラン濃縮活動の停止に関する国際原子力機関(IAEA)の監視を受け入れ
○ 米国は24万トンの食品提供など追加的な食糧支援の実現へ努力
米側の発表によると、北朝鮮は核実験や長距離ミサイル発射、ウラン濃縮活動を含む寧辺(ニョンビョン)での核活動の一時停止で合意した。IAEA査察官がウラン濃縮活動について停止の検証と監視をするために寧辺での査察活動に復帰し、原子炉や関連施設の無能力化を確認する。
一方、北朝鮮側は核活動の凍結に関して「臨時中止」という表現を使い、強硬策を再び発動できる余地を残した。24万トンの栄養補助食品を柱とする食糧支援でも「近い将来の実現」を表明した米国と、実施するとみる北朝鮮で隔たりがある。クリントン長官は「正しい方向に向けたささやかな最初の一歩だ」と控えめな評価を示した。
IAEAの天野之弥事務局長は29日発表した談話で「要請に応じて査察活動のため北朝鮮に戻る用意がある」と表明した。
核問題に関する米朝間の協議を巡っては、昨年末の金正日総書記死去直前にも協議を開いて一定の合意がなされるとの見方が強かったが、総書記の死去により対話が中断してきた。
北朝鮮が韓国の哨戒艦を沈めたことが話題に上らなくなってきましたね。韓国も融和に傾いているようで、他国がとやかく言うまでもないですが。
まあ、貰うもの貰ったらすぐにでも核開発やミサイル試射をやるでしょうね。
by urara225
国策 放射能汚染の拡散